Wikipediaを充実させるためのWAQWAQプロジェクト

一ヶ月くらい前に書きかけたまま、アップしていなかったものですが。ノーベル賞受賞者発表を受け、id:next49 さんの発案で、12月10日のノーベル賞授賞式までのおよそ2ヶ月間に、研究者、専門家そして、その卵たちが学んだ専門知識をwikipedia日本語版を充実…

Watanabe, Holzersparungskunst

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著者の方*1から以下の抜き刷りを戴きました。 渡邉裕一「16世紀後半における薪節約術の発明とその社会的背景:ニュルンベルク市民レオンハルト・ダンナーへの特権授与を手掛かりに」『西洋史論叢(早稲田大学)』32 [2010.12], pp. 59-69. これまで法制史と…

Festschrift

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以下の記念論集に収められている論文を2本、それぞれ著者の方から御恵贈戴きました。 A. Rutz/T. Wulf (Hg.), O felix Agrippina nobilis Romanorum Colonia: Festschrift für Manfred Groten, Köln 2009. Jochen Hermel, Von der Main- zur Rheinmetropole:…

Ikari, Wallfahrtswesen in Koeln

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Yuki Ikari, Wallfahrtswesen in Köln vom Spätmittelalter bis zur Aufklärung, Köln 2009. 猪刈由紀「中世都市ケルンと巡礼制度」『比較都市史研究』28(2) [2009], pp.39-54. 猪刈由紀「ケルン市歴史文書館:倒壊から一年半−これからの可能性を中心に」『…

Sato, Gefaengnisrefom in der Weimarer Repblik

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佐藤公紀『ヴァイマル共和国における監獄改革・犯罪生物学・釈放者扶助』(東京大学博士論文、2009年度提出) 2009年度東京大学総合文化研究科に提出された博士論文です。草稿の段階でも拝読し、例によって例の如く、勝手気ままなコメントをつけさせて戴きま…

Nagamoto, Reformation und Taeufer in Muenster

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永本哲也『1525-1534年ミュンスター宗教改革・再洗礼派運動:都市社会運動の総体把握の試み』(東北大学博士論文+要旨、2010年度提出) 永本哲也「ミュンスター宗教改革運動における市参事会の教会政策:1525-34年市内外諸勢力との交渉分析を通じて」『歴史…

Oba, Bayerische Landtage

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大場はるか「16世紀領邦バイエルンにおける領邦議会と『諸身分の家』:文書管理と機密保持を中心に」『西洋史学論集(九州大学)』45 (2007), 21-41. Haruka Oba, Wasserburg und die bayerischen Landtage im späten 16. Jahrhundert, in: Jahrbuch des Hei…

Takahashi, Die Geschichtsforschung der abenlaendischen Antike in Japan, Korea und China

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高橋亮介「日韓中西洋古代史研究の動向と交流」『歴史評論』723 (2010), pp. 57-60. 金悳洙(高橋亮介訳)「韓国における西洋古代史研究:「韓国西洋史学会50周年記念」によせて」『歴史評論』 723, (2010), pp. 61-74 晏紹祥(高橋亮介訳)「中国における西…

頂き物整理

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2010年から現在まで、わずか6日しかポストされていない過疎ブログですが、その間にも友人・知人・先輩方から抜き刷りを戴くなど、さまざまにお世話になっています。ここで、いったん振り返って、頂き物を整理します。順不同です。ヌケがあるかも知れませんの…

歴史資料ネットワーク:被災歴史資料保全活動支援募金のお願い

3月の東日本大震災の発生をうけ、被災地域の記憶・アイデンティティの拠り所のひとつとなる歴史資料の救出・保全に各地の団体が活動を行っています。新潟、宮城、山形、福島といった東北・北陸のネットワークだけでなく、「史料ネット」のパイオニアである神…

Zwei Jahre nach dem Einsturz

2009年3月3日にケルン市歴史文書館が倒壊してから2年が経過しました。MLと専用ブログにポストしましたので、以下をご覧下さい。 文書館倒壊から2年 http://hastk.blogspot.com/2011/03/2.html また、これまでMLのホームサイトで行っていた情報のストックは、…

西洋中世学会若手支援セミナー

もう明後日のことになりますが、西洋中世学会の若手支援セミナーとして、「文書館で西洋中世研究」と題する催しが行われます。すでに申し込みは締め切られてしまったようですが、UStreamを使ったウェブ中継の試みもされるとのこと。学会サイト*1か UStream*2…

物欲の虜

キャンペーン中らしいので叫んでみる。 「MacBook Air 11インチ欲しい!」 気軽に持ち歩けるマシンが一台あると、もっといろいろ捗りそうだし、MacOS用のソフトで幾つかいじってみたいものがあるし、でも台所事情も厳しいし…。そんなわけで、当たるといいな…

Berichtsband Kobe

MLと専用ブログの方にもポストしましたが、昨2009年11月13日(金)に神戸大学において行われたケルン市歴史文書館倒壊についての研究会*1の報告書が刊行され、そのPDFファイルを研究会のご厚意によりご提供戴きました。 MLのサイトに分割したものをアップし…

Talkshow anlaesslich der Veroeffentlichung Mikrokosmos'

3月13日に紀伊国屋新宿本店で行われた『ミクロコスモス』出版記念トークショーの動画がアップされたようです。 出版記念イヴェント その1 http://d.hatena.ne.jp/microcosmos2010/20100316 平井さんとは暫くお会いできていないので、「動いている」姿を久し…

Ein Jahr nach dem Einsturz

去る3月3日で、昨年のケルン市歴史文書館倒壊から一年が経ちました。これについて、MLと以下の専用ブログにポストしましたので、ご覧下さい。 文書館倒壊から一年 http://hastk.blogspot.com/2010/03/blog-post.html

Mikrokosmos, hg. v. Hiro Hirai

すでに情報が出回っていますが、お世話になっている平井さん(id:Freitag)編著の論集、『ミクロコスモス』第1集が刊行の運びになったようです。2月24日発売で、これにあわせて、3月には出版記念のイベントが開催されるとのこと。また、専用ブログ id:microc…

Japanische Übersetzungen der Werke Godeliers

モーリス・ゴドリエ(今村仁司訳)『経済人類学序説』日本ブリタニカ、1980年 モーリス・ゴドリエ(今村仁司訳)『経済における合理性と非合理性:経済人類学への道』国文社、1984年 モーリス・ゴドリエ(山内昶訳)『観念と物質:思考・経済・社会』法政大…

Japanische Übersetzungen der Werke Sassens

サスキア・サッセン(森田桐郎訳)『労働と資本の国際移動:世界都市と移民労働者』岩波書店 1992 サスキア・サッセン(伊豫谷登士翁訳)『グローバリゼーションの時代:国家主権のゆくえ(平凡社選書)』平凡社 1999 サスキア・サッセン(尹春志ほか訳)『…

Maurice Godelier

モーリス・ゴドリエ訪日。東京と京都で公演の予定。*1 中央大学*2 12月3日 16-18時 中央大学多摩キャンパス2号館4階研究所会議室1 「人類学は現代世界をどうとらえるか」 日仏会館*3 12月4日 18時- 日仏会館1階ホール 「共同体,社会,文化:葛藤するアイデ…

Saskia Sassen

大阪市立大学重点研究国際シンポジウム「都市の歴史的形成と文化創造力」*1 場所:高原記念館、学術総合センター 日時:1月9日、10日 1月9日 1. 中世都市文化の形成と変容 高橋修「中世東国における都市形成と在地領主」 仁木宏「中世都市社会の変容:町形成…

Digitale Archive

平野宗明「アジア歴史資料センターから見たデジタル・アーカイブズの現在と展望」『アーカイブズ学研究』10 [2009], pp. 2-23.*1 著者の畏友より拝受。昨年の研究集会での報告を元にまとめられたもの。その際には、上掲の岡本氏がコメンテータを務めている*2…

Internet in der Forschung der Geschichte Japans

岡本真「日本史研究におけるインターネットの学術利用:これまでの成果と、これからの課題」(『日本歴史』2010年1月号掲載予定) Academic Resource Guide*1の運営者でもある著者の方から草稿を戴きました。小論ながら示唆に富む内容です。 *1:http://d.hat…

Von deutscher Seele

辻英史「『ドイツ精神』をめぐる論争:作曲家ハンス・プフィッツナーとその受容」『ドイツ研究』43 [2009], pp. 178-186.*1 いつもお世話になっている著者の方から戴きました。2007年のプフィッツナー演奏会を巡る騒動から、ドイツ社会と芸術の関係、そして…

Einführung in die Historische Wissenschaftslehre

横山伊徳/石川徹也編著『歴史知識学ことはじめ』勉誠出版 2009年*1 寄稿者の一人である近藤先生から御恵贈戴きました。東大史料編纂所前近代日本史国際情報センターにおける歴史学・史料学と情報学とを結びつけ、デジタル技術やデータベース構築による新し…

Bericht über den Einsturz des Kölner Stadtarchivs

先々月のことになってしまいますが、ケルン市歴史文書館倒壊に関して、縁あって時評記事を書きました。 平松英人/井上周平「ケルン市歴史文書館倒壊とその後:復興への道筋と『市民アーカイブ』構想」『歴史評論』714(2009年10月号)、88-97頁*1 脱稿が7月…

Mittelalter im Vergleich

neu F

近藤成一ほか編著『中世:日本と西欧―多極と分権の時代』吉川弘文館、2009年日本と西欧とを問わず、中世は、権力が分散し価値観が多極化した時代であった。日本・ドイツの気鋭の研究者が結集し、多角的な視点から、日本と西欧の中世世界を並列に比較・分析し…

Reformation in Europa

森田安一編『ヨーロッパ宗教改革の連携と断絶』教文館 2009年*1 寄稿者の高津秀之・美和さん、栂香央里さんより拝受。三部構成のうち、第一部は2008年11月に行われたシンポジウムの成果*2。とりあえず、 森田安一「カルヴァン生誕500年を迎えて」 だけ目を通…

Watanabe: Waldpolitik

渡邉裕一「中世後期ニュルンベルクにおける謝肉祭慣行とその変容:15〜16世紀のシェンバルトラウフを例に」『西洋史論叢』28 [2006], pp. 113-125. 渡邉裕一「中近世ドイツ都市における森林政策:研究の動向とニュルンベルクの事例から」『比較都市史研究』2…

Nagamoto: Soziale Bewegung in Münster

永本哲也「宗教改革期ミュンスターの社会運動(1525-35年)と都市共同体:運動の社会構造分析を中心に」『西洋史研究』新編37 [2008], pp. 86-117. id:saisenreihaさんより抜刷拝受。集団への帰属意識と社会運動への参加との相関関係を分析した労作。2007年…