ヨーロッパにおける文書のデジタル化

  • K.-D. Lehmann, "Alte und Neue Medien: Bibliotheken - Archive - Internet," in: A.-K. Schröder u.a. (hg.), Geistesgegenwart und Geisteszukunft: Aufgaben und Möglichkeiten der Geisteswissenschaften, Edition Stifterverband, Essen 2007, S.84-95.

デジタルメディアの登場による図書館の役割・重要性の変化、デジタルメディアの問題点、ヨーロッパにおける文書のデジタル化への取り組みの現状と問題点、Google批判、著作権問題とドイツにおける法的取り組み、出版社サイドからの著作物のデジタル化の動き、ヨーロッパ規模のデジタル図書館構想。

知識の目録化は、文化と知の多様性を映し出す。しかし、それは私的な経済活動によって担われるべきものではない。それを行わなければならない、また行うことができるのは、学術の専門家なのである。
学問の自立性について、やや楽観的に過ぎるきらいがあるけれど、さすがというか、以前聴いた「インターネット/テクノロジー礼賛」のどうしようもない講演とは比べるのも失礼なくらい。