Tycho Brahes Supernova
デンマーク王や皇帝ルードルフ二世に仕えた16世紀の学者ティコ・ブラーエは1572年に超新星を観測したが、現在観測されるその残骸周囲の「こだま」がそれと同じ爆発によるものであると確認されたとのこと。
- 輝きは400年前の光:「ティコの超新星」位置とらえた www.asahi.com/science/update/1204/TKY200812040226.html
デンマークの天文学者ティコ・ブラーエが1572年に見つけ、「ティコの超新星」として知られる超新星爆発の光を、ハワイのすばる望遠鏡がとらえた。周辺のちりなどに反射して、400年以上遅れて地球に届いた光で、分析の結果、超新星は地球から約1万2千光年離れていると特定された。
上記の記事は若干分かり難い気がする。
- 超新星残骸ティコの起源を解明:ティコ・ブラーエが16世紀に観ていた超新星の謎を、今すばるが解読 http://subarutelescope.org/Pressrelease/2008/12/03/j_index.html
国立天文台ハワイ観測所、東京大学数物連携宇宙研究機構(IPMU)、マックスプランク天文学研究所(MPIA)の研究者で構成される研究チーム(注1)は、すばる望遠鏡の微光天体分光撮像装置(FOCAS)を用いて、超新星残骸ティコの周囲で発見された可視光の「こだま」を分光観測することにより、この光が1572年にデンマークの天文学者ティコ・ブラーエによって肉眼で観測された超新星の爆発当時の光そのものであり、この超新星爆発が標準的なIa型であったことを証明しました。
「こだま」の存在自体は以前から知られていたが、分光観測によって、それがティコ・ブラーエが見たものと同じ爆発によると同定され、そのタイプが判明したということだろう。