Takahashi, Die Geschichtsforschung der abenlaendischen Antike in Japan, Korea und China

  1. 高橋亮介「日韓中西洋古代史研究の動向と交流」『歴史評論』723 (2010), pp. 57-60.
  2. 金悳洙(高橋亮介訳)「韓国における西洋古代史研究:「韓国西洋史学会50周年記念」によせて」『歴史評論』 723, (2010), pp. 61-74
  3. 晏紹祥(高橋亮介訳)「中国における西洋古代史研究」『歴史評論』 724 (2010), pp. 73-96.

翻訳は、2007年の日韓中西洋古代史シンポジウムでの報告原稿をもとにしたもので、英文の報告集自体は2008年に刊行されたそうです。訳者解説でもある1が、簡潔に的確な概要を教えてくれます。
東独時代の中世史研究の動向に触れた原稿を翻訳したことがありますが、中国の歴史研究におけるマルクス主義の影響力とその変化の部分は、比較対象になり得るので面白いところです。その一方で、文化大革命の影響と経過についてはもう少し具体的に知りたいなと思いました。