史学雑誌&西洋美術研究
昨年の『西洋美術研究』からも。先日の印刷博物館の展示で Reichsapfel の解説がイイカゲン過ぎたこともあって目に付いた論文。
以下はメモ。
- 秋山聰「複製品にどのように聖性が宿りうるのか:グーテンベルクと鏡付き巡礼記念バッジをめぐって」『西洋美術研究』11[2004], pp.94-107.
- 元木幸一「コピーからコピーへ:中世末期ヨーロッパ北方の複製文化」『西洋美術研究』11[2004], pp.29-49.
- 小佐野重利「イタリアのルネサンス期の複製について」『西洋美術研究』11[2004], pp.132-143.
- 中村俊春/平川佳世「ルーベンス工房と模写のマーケティング」『西洋美術研究』11[2004], pp.144-166.
- 平川佳世「15、16世紀の南ネーデルラントにおける絵画市場の成立と作品展示」『西洋美術研究』10[2004], pp.108-120.
- 高橋健一「『第三の場』:17世紀イタリアにおける美術展覧会(展示)についての覚え書き」『西洋美術研究』10[2004], pp.121-129.
- 金沢百枝「ジローナの《天地創造の刺繍布》再考:『聖十字架発見譚』の役割と意義について」『西洋美術研究』11[2004], pp.239-258.