F.I.D.E.M.
昨日に続いての懇話会でF.I.D.E.M.について聴く*1。取り組み自体は非常に興味深い。今のメンバーシップは大学などの研究機関単位だけだが、近く個人でも参加可能になるという。
私が気になっていて、ちゃんと伝わったかどうかも怪しい拙い英語で質問してみたのは、中世学の国際的な交流という時の「中世学」のこと。
ヨーロッパの研究者が中心になっているので、どうしても「西洋中世史」を前提に考えがちだが、日本をはじめとして、それぞれの地域の「中世」についての研究がそれぞれ交流し、比較研究が行われるチャンスが設けられることもまた重要だ。勿論、「中世」をどのような時代区分として定義するのかという問題はあるにしても*2。
そういった意味では、今回の出席者がヨーロッパを扱う歴史畑の人間だけだったのは、ちょっと残念な気がする。(9日記)