近世イギリス史研究会

http://albion.main.jp/earlymodern2005/
Kさんの報告を聴きたくて、こっそりと。参加をご快諾下さったN先生に感謝。
イングランドの魔女論争をテーマにした報告はとても興味深く、その後の活発な質疑応答とも併せて、参加した甲斐があったと思う。Kさんの回答されたなかで触れられた、魔女実在=裁判賛成派の論の中にも魔女否定論に転じかねないものが胚胎しているというあたりは、N先生のシャープなご意見と相俟って、「むむぅ」と(無音で)唸らせて戴きました。
結構バシバシと質問が相次いだので、簡単な事実確認を差し挟む隙もなく。でも、昼食後にちょこっとKさんとお話した際に確認できたのでヨシということにしよう。
午後のKBさんの報告は、史料の詳細な調査から事件の在り様を明らかにしようとするあたりが面白い。尤も、最後のまとめ方は(多くの突っ込みがあったように)門外漢の私からしても、それまでの史料調査とどう繋がるのかが分かり難いように思えたので、その辺りをどう処理していくのかで今後は変わってくるのでしょう。(16日記)