Wii - 03

以下、友人Kjによる『カドゥケウス』をプレイしての感想。ちなみに、ファミコンの時代から家庭用ゲーム機に慣れ親しんできた世代からの視線ということで。本当はプレイしている画面写真もいろいろと撮って貰ったのですが、権利関係のことがよく分からないので、文章のみを載せておきます。

  • 難易度HARDは、こんなもんだなーって難易度。結構ゲームオーバーになるけど、それを受け入れて楽しむゲームのような気がする。
  • 話が進むと、人体を攻撃するクリオネのようなものがでてきて、それを駆除する手術がメインになるような感じなので、純粋に医術だけを期待するとちょっと興ざめかな。
  • 患者とのやりとりがほんの一部を除いてほとんどない。患者の存在感は薄い。なんか症状とか身長体重があるくらいかな。男性だろうと女性だろうとどうでも良い感じ。わりと患部しか見えないし、見ていない。もっとドラマティックならなぁ…患者を必死で助ける気になれないのが惜しい。

最初は手術の手順も器具の使い方も全部説明してくれるらしいので入り易く、でもやり込もうと思えば、そこそこできるくらいのバランスでしょうか。途中から実際の医療とは関係ないものが入ってくるのは、うーん、賛否が分かれそうですね。
「患者不在」というのは、現代医療や医学史研究への批判にも通じる(?)指摘。もっとも、家庭用ゲーム機では、男女の別を問題にするような内容にはしにくいということもあるでしょう。どうしても性に関わる部分を扱わざるを得なくなるし。個人的には、かのLife & Deathをこの調子で移植して欲しいところですが、やはりその辺りが障害になるのかな。