「ルネサンスとバロックの多色木版画」展

国立西洋美術館 企画展
「キアロスクーロ:ルネサンスバロックの多色木版画:フリッツ・ルフト・コレクションの所蔵作品による」*1

  • 会期:2005年10月8日(土)〜12月11日(日)
  • 時間:9:30〜17:30(金曜日〜20:00)※入館は閉館30分前まで
  • 備考:月曜休館(10月10日は開館・翌火曜日休館)

ルネサンス美術たけなわの16世紀はじめ、版画の表現法が大きく広がった時期に、ドイツで新たな木版画の技法が発明されました。同系色の版を重ね合わせて刷ることにより、微妙な明暗や立体感を表現することに成功したのです。この技法は大きな反響を呼び、ルネサンス美術の中心地イタリアで発展しました。
そして「キアロスクーロ」というイタリア語で「明暗」を意味する言葉で呼ばれるようになります。
《中略》 本展では、版画・素描コレクションで名高いパリのクストディア財団(フリッツ・フルト・コレクション)が所蔵する110点の作品に、アムステルダム国立美術館が所蔵する2点の作品を加えた計112点によって、キアロスクーロ木版画の流れを概観します。

*1:cf. 「キアロスクーロ Chiaroscuro」(artscape 現代美術用語集)