中世史研究と考古学
『《国際シンポジウム》中世史研究と考古学:中世の日本とヨーロッパでの流通と貨幣を中心に(資料集)』中央大学大学院文学研究科、2005年
- 前川要「序」
- Mark Blackburn "Coin Finds as Primary Historical Evidence in Medieval Europe" pp.1-(別紙:森本芳樹/高田倫子訳「ヨーロッパ中世史における第一次史料としての発見貨」)
- 櫻木晋一「日欧出土貨幣研究の共通点、問題点」 pp.29-
- 嶋谷和彦「中世日本の銭貨生産と模鋳銭・無文銭(レジュメ・資料)」 pp.35-
- 峰岸純夫「14-15世紀:船と銭甕の時代」 pp.45-
- 森本芳樹「ヨーロッパ中世初期史と考古学・古銭学:『物質文化の復権』」 pp.49-
資料集には今回の報告の原稿が全て入っているわけではないが、6月に行われたシンポでの森本御大の講演*1が収録されているのは嬉しい限り。音声から文字に起こすのは、かなり大変な作業だっただろう。
交易地という言葉は日本語で「ヴィクト」英語では wic と書いていますが(50頁)という部分は、「日本語で「ヴィク」と、英語では wic と」 かな。
PDF 版が公開され、DL 可能に。(12月8日記)
http://www.abc-proj.jp/contents/newsletter/medieval_history002r.pdf