三月
岩波書店
- ダナ・アーノルド(鈴木杜幾子訳)『美術史(一冊でわかるシリーズ)』
巨匠の傑作や様式中心の考え方を批判し,美術を社会や文化,人間との関わりの中で捉えかえす現代の美術史学は,何をテーマとし,どんな議論を行なっているのか.イースター島の巨像からモネの絵画,前衛芸術,さらにはビデオゲームのキャラクターまで,多様な視覚的素材を用いながら,美術について考えるさまざまな視点や方法を解説.
- ハリー・サイドボトム(吉村忠典ほか訳)『ギリシャ・ローマの戦争(一冊でわかるシリーズ)』
古代人は戦争をどのようなものとして考えていたのか.戦術や武器・戦闘方法,兵士の心理などにも触れながら,図像や考古資料も駆使して,古代ギリシャ・ローマの社会や人々の心性,世界観を解き明かす.